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Rei、藤原さくらを招いたReiny Friday vol.12 -Rei & Friends- / ライヴ・レポート

シンガー・ソングライター/ギタリストのReiが主催するイベント『Reiny Friday -Rei & Friends』が開催された。Reiがリスペクトするミュージシャンを招いてのライヴ・イベント、これまで山崎まさよし、長岡亮介(PETROLZ)、オカモトショウ(OKAMOTO’S)、和田唱(TRICERATOPS)、土岐麻子などと共演を果たしてきた。そして今回のVol.12は藤原さくらを招いて、さらに同イベントとしては初の東京/大阪での2公演が実現した。ここでは、2021年10月15日のヒューリックホール東京での模様をレポートしよう。

Rei

雨音が響く中、ギターケースからReiがGIBSON LG-2を取り出し、「Rainy Monday Blues」の弾き語りからしっとりとライヴはスタート。それから真船勝博(b)、山口美代子(ds)と共にリズミカルな「Connection」では痛快なスライド・プレイを轟かせた。その後はFENDER Stratocasterに持ち替えて「JUMP」「Love Sick」といったアップテンポなナンバーから、このイベントでは恒例のビートルズ「Birthday」へと繋げて、この日のフレンズである藤原を迎えた。

2015年に出会ってから親交を深めていったという二人は、今回のような本格的な共演は初めてとのこと。二人の共演パートは2020年10月にリリースされた藤原の3rdアルバム『SUPERMARKET』からしっとりとしたナンバーの「ゆめのなか」で始まり、Reiによるレゲエ・アレンジを施した「Waver」を披露した。

藤原さくら

続いてこのライヴ当日に配信リリースされた「Smile! with 藤原さくら」のお披露目となった。この曲は、Reiが新たに始動した音楽仲間たちとのコラボレーション・プロジェクト“QUILT(キルト)”からの第一弾シングル。藤原のことをイメージしてReiが書いた歌詞には、大切な人と笑顔で過ごせる喜びが込められており、軽やかなリズムに乗って二人の息のあったハーモニーを聴かせてくれた。そしてこの曲を作るきっかけとなったという竹内まりやのカバー「元気を出して」では二人だけのパフォーマンスで美しい歌声を届けてくれた。

再びReiのパートとなり、GIBSON ES-345を抱え、真船はウッド・ベースに持ち替えて、「Tofu Blues」「ORIGINALS」「Lonely Dance Club」、オリジナル・ラブのカバー「JUMPIN JACK JIVE」といったジャジーなナンバーでガラリと場の雰囲気を変えた。山口の表現力豊かなドラミングも相まって、トリオ編成ながらも迫力のあるバンド・サウンドを聴かせてくれた。

そして終盤へと突入し、ReiはピンクのFENDER Jazzmasterに持ち替えて「COCOA」「What Do You Want?」というアップテンポなロック・ナンバーで場内を熱狂の渦に巻き込んだ。

アンコールでは、ベースをメインにしたアレンジで気持ちを込めた歌唱を届けてくれた「Categorizing Me」、再び藤原を迎えてのパワフルなロック・ナンバー「BLACK BANANA」でライヴは幕を閉じた。
これまでも数多くのミュージシャンと共演してきたReiだが、いざ、それを実現するためには多大なパワーや心意気が必要なはずだ。こうしたコラボレーションを自身への糧にしつつ、リスナーには新鮮な音楽を届けてくれるReiの飽くなき探究心には感服するばかりだ。

今後は12月に個性派メンバーとのセッション・プロジェクト”JAM! JAM! JAM!” を始動するほか、前述の2022年にかけて展開されるコラボレーション・プロジェクト“QUILT(キルト)”と共に、Reiの動向には目が離せない。

Text by TOSHIHIRO KAKUTA  Photo by HAJIME KAMIIISAKA

Rei ウェブサイト https://guitarei.com

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