新曲の連続アップ企画を行なっている乃下未帆だが、早くも第二弾PV「君だけがいない冬」をアップ。今作も乃下未帆の作詞、Syo Aoki こと青木将が作曲。青木将による80年代末のU2を彷彿させるディレイリフや空間系リードプレイ、ソロ、オブリガートをフィーチャーしたギターサウンドが印象的な仕上がりで、ギターソロ明けのボリューム奏法による質感も聴き応えあり。今作もカワイリエ(b)、久保田昌史(ds)による乃下未帆バンドの面々によりレコーディングされたバンドサウンドも聴きどころ。今作も乃下未帆は軽やかに、ちょっぴりアンニュイに歌い上げている。
YouTube動画や各種配信、サブスクなどが盛況な昨今ではあるが、音楽ソフトと異なりどうしても歌詞やミュージシャン、スタッフクレジットが軽視されている現実があると乃下未帆は危惧していて、先に公開された「monologue」然り、映画のエンドクレジットのように表示されるのは彼女が今回こだわっていることの一つ。YouTubeには歌詞もアップされているので、つい彼女の美しい映像に目がいってしまうが笑、“君といれば知らずに 見過ごしてた「嫌い」見つけて”といった鋭いフレーズが突き刺さる歌詞も見ながら鑑賞してほしい。