3の倍数月2日発売の季刊音楽誌『Player』のウェブサイト。最新号情報はもとより、誌面でできない音楽、楽器情報を発信していきます。

#1 GRETSCH G6122T-62 VS Vintage Select Edition ’62 Chet Atkins Country Gentleman

PREMIUM GUITAR FILE
Player ならではの美しいギター動画 と、
そのギターでプレイされたオリジナル楽曲で
そのギターの魅力に浸ってもらおう、という企画です。

約30秒と短い映像コンテンツですがその分、
濃厚なものを楽器ファンにお届けしたいと考えています。

第一回の今回は
フォトグラファー 大谷十夢治 が撮影した

GRETSCH G6122T-62
VS Vintage Select Edition ’62
Chet Atkins Country Gentleman

の美しい映像の世界をご堪能ください。

ご覧の通り、光の陰影により強められた
そのフォルムは芸術的と言えます。

about GUITAR

GRETSCH G6122T-62
VS Vintage Select Edition
’62 Chet Atkins Country Gentleman は、

かの ビートルズジョージ・ハリスン が使用したことで
一躍歴史的名器として語り継がれることとなった
1962年カントリージェントルマンを再現した人気モデルです。

17インチ幅、2″厚のダブルカッタウェイの
メイプル・ホロウ・ボディ設計で、
シミュレイテッドfホール仕様により
フィードバックを抑えたスペック。

さらに1~3弦と4~6弦の2つに分かれた
ストリング・ミュートも特徴で、
2つのミュート・スイッチを倒すと
ブリッジ〜リアピックアップの間にある
ストリングフォームが弦をミュートします。

ピックアップは当時のフィルタートロンをベースにした
TV Jones®TV Classic をマウントするとともに、
グレッチが開発した
Squeezebox” コンデンサーを採用したのも話題で、

独特かつ、これぞ『グレッチなトーン』を作り出します。

ビグスビー B6ビブラート を装着、
ゴールドハードウェア で統一された
気品のあるルックスはこれからも我々を魅了し続けます。

メーカーサイトはこちらから
G6122T-62 VS Vintage Select Edition ’62 Chet Atkins® Country Gentleman®

about MUSIC

バックで流れている音楽は
動画撮影で使用した本器、
G6122T-62 VS
オーバーダビングによるオリジナル楽曲です。

作曲およびプレイしたのは
復活を遂げた “小次郎” のギタリストとしての活動のほか、
音楽プロデューサーを務める
マルチプレイヤーの 倉川知也 によるもの。

倉川知也 に GRETSCH G6122T-62 VSの
インプレッションを聞いてみました。

彼は語ります。

「Gretschギターと言ったら
自分のイメージではブライアン・セッツァーさん。
リーゼント、ロッカビリー、クールでカッコいい、硬派。

その方が愛用されているギターですから、
自分のような軟派なヤツには全く以て
無縁な存在だと思っていました(苦笑)。

もともと『鬼個性』なギターというイメージでしたので、
「自分には到底乗りこなせない」と思っていて
お話をいただいた時は「何で自分に???」と思っていましたが、
実際弾いてみると予想を反して
“コイツ、思ってたよりフレンドリーじゃんか!”
という感触がありました。

“え、こんなに弾きやすかったんだ!?”

という新鮮な驚きとともに、
自分が上手くなったと誤解しないようにしなくてはと(苦笑)。

Player さんの2020年12月号の
 Gretsch 特集を拝見したのですが、

セッツァーさんだけでなくベンジーさん、
横山健さんやチバユウスケさんなど
影響を受けまくった大先輩の方々が
愛用されていらっしゃるのを見て、
やっぱ、カッコいいよなぁと。

すっげー硬派な感じで、
すっげーロックだよなって。

ここ10年ぐらい、
社会的な閉塞感もあるのかもですが
みんなが安牌なものを選ぶ傾向で、
僕的には『没個性』だったりすっげー面白くないな、
って思ってたりするのですが、
その中でこのギターを選べる若者が出てきたら
それだけで1つの才能じゃないかなとも思いました。」

先述の通り、
バックで流れている音楽は倉川知也のオリジナルです。

が、元々僕はそこまでのリクエストはしていなかったのです。

動画の30秒間、巻弦のムードやクリーントーンに歪み、
さらにビブスビー・ビブラートが揺れる様を
弾いてみて欲しい、というシンプルなお題だったのですが、
彼はそれらの魅力をふんだんに凝縮するために
あえて作曲、そしてオーバーダビングによるプレイに挑みました。

「この依頼を戴いた時、
“オレに出来るワケねぇじゃん…”
なんて最初は思ったんですよ。

今回、イメージ動画ってことで
あのような『安全圏』な音づくりしてますが、

“これ、みんながイメージしている
カントリージェントルマン以上に色々出来るんじゃないかな”

と思いました。

もっとじっくり弄ってみると
その他のギターとは全く違った使用方法を
模索できるんじゃないか、という。

個人的には、
初めてのグレッチにも等しい体験でしたので
すごく新鮮で、もっと掘り下げてみたいなと思いましたね!」

その艶やかかつ芯のあるカントリージェントルマンのトーン、
さらにホロウボディならではの
膨よかな音色の魅力を堪能していただけたら幸いです。

 

浅井健一表紙のPlayer2020年12月号はグレッチ特集です!!

「再修正版」PL2012表紙

直販はこちら
https://player.buyshop.jp/items/35531093

話題の 浅井健一シグネチャーモデル
フィーチャーした巻頭特集に加えて、
連動企画として最新EPをリリースした
Ken Yokoyama の特集、
チバユウスケSNAKE ON THE BEACH– の
撮り下ろし取材も実現。

国内グレッチ・シグネチャー・ギタリストが揃った!

また、最新形ロカビリーを追求する
The Biscats×Teddy Loid、
やはりグレッチをメインギターでプレイする
佐々木亮介擁するa flood of circleも取材。

そしてヴィンテージ・ギターを徹底解析する
Vintage Guitar Archivesでは
1960 PX6120 Chet Atkins Hollow Bodyを紹介。

センターページ・ピンナップでも
グレッチをフィーチャーするなど、
総数75ページに及ぶグレッチ特集。

どうかお楽しみいただきたい。

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