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『Yamaha Acoustic Mind 2020 ONLINE』レポート

ヤマハアコースティックギターの祭典『Yamaha Acoustic Mind 2020 ONLINE』全7公演の配信ライブが2020年10月18日から11月8日にかけて開催された。

2004年から開催されている同イベントは、ヤマハアコースティックギターの魅力を伝えるライブ・イベントで、2014年からはアーティストのISEKIが総合プロデューサーを担当し、その親しみやすい内容が多くのギター・ファンから好評を博してきた。

今回の配信による全7公演のライブはヤマハ銀座スタジオ、ヤマハホール、大手町三井ホールの3会場から無観客で行われた。

ISEKI

Anly

全公演出演アーティストにISEKIと沖縄出身の女性シンガーソングライター Anly、ゲストアーティストには大石昌良、中田裕二、吉田山田、瀬川あやか、三浦祐太朗が出演した。

本誌が視聴したのは中田裕二をゲストに招いたヤマハ銀座スタジオでの11月3日の公演。ISEKI、Anly、中田による3人での演奏、それぞれのソロ演奏、最後に再び3人でのセッションという内容だった。ISEKIの熱のこもった弾き語り、ループを駆使したリズミカルなAnlyのパフォーマンス、繊細なギター・プレイが印象的な中田と、三者三様の個性的な演奏を繰り広げた。そのパフォーマンスを彩るのがヤマハアコースティックギターで、歌に寄り添う美しく力強いトーンが印象的だった。

中田裕二

演奏中には使用ギターのモデル名や特徴のテロップ、演奏の合間には3人のトーク、Anlyが企画・制作したヤマハアコースティックギターのプロモーションビデオが流れるなど、配信ライヴらしい趣向も凝らした内容となった。

トークでは新型コロナウイルスの影響で遠ざかってしまった音楽の存在と楽しさを取り戻すためにヤマハが立ち上げた“前を向くすべての人を、音楽で応援するための”企画「おかえり、おんがく。」についても語られた。

今回の概要や過去のイベントの様子などはヤマハWEBサイトをチェックしよう。

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