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fleufleu主催イベント レポート fleufleu Presents MeetUp!!!! Vol.7 -We’ll not forget this day-
コロナ禍はライブ、エンタテインメントビジネスに大打撃と問題提起を投げかけた。動員制限50%で採算性が合わなくなったこの辛さは興行主のハコやイベンターだけが勿論痛いわけではなくて、ステージに立つミュージシャンの生計も揺るがした。正直、諸外国の音楽家ほど日本のミュージシャン達もその界隈も守られてはいない気がする。この仕事を始めて、まさかこれほどまでにライヴが容易にはみられない日が来るだなんて思いもしなかったし、新たな感染症の脅威によりライヴハウスが次々に閉店に追いやられるだなんて思いもよらなかった。そしてこの閉店ラッシュは残念ながらまだ収縮に至っていない。なんとか年は越せたけれど春までは持たないところも多いのではないか。
六本木morph-tokyo が閉店に
六本木morph-tokyoは2002年にオープンしたハコで、地下2階分吹き抜けの開放感ある作りでデザインもとっても洒落ていて、僕にとっては比較的新しいライヴハウスという認識だった。個人的にはそれまでその真向かいにあったY2Kというライヴハウスを翻意にしていたのだけれど、morph-tokyoオープン後の六本木のライヴシーンは一気にモーフに流れた印象すらあった。僕自身、スゴ腕ガールズ、D_Drive、1000say、Joy、Immortal Noctilcaなどいろんな撮影で訪れたハコである。こういう場所が閉店してしまうのは非常に残念である。そして僕がモーフで最後にシャッターを押すのはfleufleuのライヴになってしまった。
11月16日、『fleufleu Presents MeetUp!!!! Vol.7 -We’ll not forget this day-』と題されたfleufleu主催イベント、fleufleuにとって最後のモーフ公演となった。残業後に駆けつけた僕は幸いにしてベーシストAyanoがfleufleuと並行して行なっているバンド、Unwaveとトリのfleufleuを観られたが、fleufleu界隈は本当に上手いバンドが集まっているなと思う。FRAMのエモーショナルなヴォーカルをフィーチャー、ちょっとオルタナテイストも感じるUnwave、そしてCanaco作のビタースイートなラヴソングをテクニカルパートを織り交ぜて魅せるのがfleufleuの面白さだ。僕にとってもっともアルバムリリースが待たれる女性バンドである。fleufleuにとって赤坂club TENJIKUに続き十八番の拠点を失うことになり、終盤で涙ながらにモーフとの別れを語ったCanacoの表情が忘れられない…。僕自身の想いとともに当日の写真の数々をここに残したい。
なお、個人的に“月刊fleufleu”と題しているが(笑)ここ最近のPlayerの取材にfleufleuが協力してくれている。2021年Player2月号にはAyano、Player3月号にはKahoがそれぞれ試奏記事と愛器インタビューで登場。4月号ではMimoriが登場予定!?
Text & Photo by KAZUTAKA KITAMURA
Player 記事 – fleufleu Ayano & Kaho